RPGとは「ロールプレイングゲーム」の略号で、ロープレなどとも呼ばれることもあります。
このゲーム発祥の地はアメリカにあり、戦争シミュレーションゲームが進化したものです。
本来の意味は「複数の参加者が各人に割り振られた役割を演じるゲーム」というゲームである。
ロールプレイングゲームでは、ゲームマスターと呼ばれる審判役が登場し、彼が全てのルールを定め、ストーリーのシナリオ、状況を設定し、課題を投げかける。
複数のプレイヤーは、各自に割り当てられた架空のキャラクターを演じ、ゲームマスターに対して、キャラクターにどんなことをさせるかを申告しながら、それを操作する。プレイヤーたちは互いに共同して、仮想空間内で与えられた冒険や難題、戦闘などの苦しい試練に挑戦し、それを乗り越えて課題を達成しようとする。
プレイヤーは今や、ゲームの世界では、仮想空間上の登場人物・キャラクター自身に変身して、必死に戦わなくてはならない。そこにこのゲームの醍醐味があるからだ。
ロールプレイを演じるキャラクターには、さまざまな住む世界の背景や、どのように生まれ育ったか、人生に何があったかなど立場、人格、性格、趣味、性癖など多くの要素が与えられる。
高貴な生まれで一見優しそうに見える戦士が、いざ戦いとなれば、極悪非道な悪魔のように振舞ったり、いつもは気が弱く、子猫にも負けてしまいそうな男が、実はどんなこともやり遂げる魔術師であったりと、千幻万化な個性を表現することで、キャラクターを際立たせる。いかなる奇抜な人格や性癖を演じても、それがキャラクターに与えられた特性に合致している限り、ロールプレイは許される。
日本におけるRPGの原点は、古代、任天堂の「ドラゴンクエスト」に代表される。このゲームの中では、キャラクターはマップの中を自由に探索しながら、(ゲームマスターの示す)質問に答え、戦い、問題を克服していく。そして、最後まで生き残れれば、課題を達成できるのである。
尚、玩具やゲーム関係の「ロールプレイングゲーム」はホビージャパンが、菓子やパン関係はロッテが、「RPG」はバンダイが、「ロープレ」はセガが、それぞれ商標登録している。
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