〔相手によって言葉は違う〕
話し言葉では、その言葉が使われる場面に応じて正しく使わないと、「言葉遣いが悪い」とか「礼儀を知らない奴だ」とか言われることになります。
書き言葉では、自分のメモや日記に書く言葉や友達に出すメール言葉と、会社の上司や顧客に出す手紙に書く言葉では自ずから異なります。目上の人や顧客に対しては尊敬の念を込めた敬語が正しく使われていないと、「できの悪い奴だ」とか「だらしない会社だ」などと評価されることになってしまいます。
正しい話し言葉や書き言葉が使えないと他人から信用されなくなり、決してよいことはありません。そのような人には、「知識の問題」や「人に対する意識の問題」「感情のコントロールの問題」などの欠陥や問題があるとされています。このようなことは一朝一夕には正せないのですが、努力すれば誰でもそれなりの言葉を使えるようになるので努力が必要です。
近年、言葉遣いの中で、特に重要だと認識されるものがあります。それは、科学者などが残す記録です。この場合には、実験結果などを詳細に正確に記述することが要求されます。特許出願などにおいて、優先権を主張したり、法的な争いを戦うために必要となります。
さて、このコーナー「言葉遣い」では、「敬語の使い方」や、「じとぢの使い方」「ずとづの使い方」そして「言葉にまつわる記号の意味」などをご紹介しています。
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