WWWとは「World Wide Web」の略号としてインターネット上で使用されるハイパーテキストシステムを意味する言葉です。
WWWの発音は面倒なので通常は単に「WEB」と書かれ、日本語では「ウエブ」と呼ばれることが多いです。
「World Wide Web」をそのまま訳せば、「世界的規模のクモの巣」となるが、WEBには将にそれに相応しい意味合いが感じられます。
世界中に張り巡らされた情報の巣ともいえるような技術なのです。
WEBの世界には無数とも入れる情報ページ(ウエブページ)、ドキュメントが存在し、これを簡単に呼び出し閲覧することができるが、そのような情報の記述には「HTML」や「XHTML」などと呼ばれる「ハイパーテキスト記述言語」が使用されている。
ハイパーテキストというのは、一つの文書(ドキュメント)の中に、別のドキュメントの在り処を示す「URL(Uniform Resource Locator)」という番地情報を埋め込むことで、インターネット上に存在するドキュメント同士を相互に参照できるようにするシステムのことである。(もっと基本的には、URI(Uniform Resource Identifier)と呼ばれる大きな範疇の定義があり、URLはその実現形態の一つであるが、ここでは、そこまでの詳細は述べない。)
URLは、いわばインターネット上の情報の住所のようなもので、情報の種類やサーバ名、ポート番号、フォルダ名、ファイル名などの情報で構成されている。たとえば、当サイトの今、ご覧になっているページのURLは次のようになっている。いま開いているページの上部3行目辺りの表示枠の中に、下のような文字列が表示されていることと思う。
http://kotoba.merrymall.net/ab69_01.smaho.html
または、
kotoba.merrymall.net/ab69_01.smaho.html
このようなURLが実際の情報の格納場所を示している。そして、これをクリックすれば、そのページに直接ジャンプできるシステムが、ハイパーリンクシステムである。
簡単にいうと、このURLをマウスによって「クリック」すると、そのURLが示す別のページにジャンプし、文章や表などが表示され、同時に指定された別のファイルである「図」が呼び出され表示される。
これで、インターネット上に表示される情報の在り処が分かったことになるが、このような情報の中味(表示されているドキュメント中の「文章」の中味や「図」の具体的場所)を記述するために使用されるのが、「HTML」や「XHTML」などと呼ばれるハイパーテキスト記述言語である。HTMLなどは難解ではないが、特殊な言語なので理解するにはそれなりの勉強や訓練が必要だ。
ところで、全世界のWeb上の文書の数は一体どれ位あるのだろうか。興味あるところだが、よく分からない。一説によれば、Web上に現れる言語としては、約半数は英語で、ドイツ語約10%、フランス語と日本語がそれぞれ約5%だそうである。最近は中国語が急速に増加しているとの報告もある。
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