HOME気になる言葉館 現在:PC版スマホ版へ移動
気になる言葉

マイバッグ運動



 いま地球は、地球温暖化と呼ばれる大変な危機に瀕しています。

 便利かもしれないけれど、世界中の人々は、我儘放題な生活や活動を続けています。

 このために、炭酸ガスの発生量が急激に増大することで地球の気温がどんどん上昇してしまい、今世紀の終わり頃には恐ろしい時代がやってきてしまいます。


 世界各地で地球温暖化防止運動が推奨されるようになりましたが、〔マイバッグ運動〕とか〔マイバッグ活動〕と呼ばれる運動もそのひとつです。

 マイバッグ運動とは、買い物をするときにスーパーマーケットや小売店が渡してくれるレジ袋を使用する代わりに、消費者自身が持参した袋やバッグを使おうという運動です。

 消費者が持参する袋は、〔マイバッグ〕とか〔エコバッグ〕などと呼ばれています。


マイバッグ運動 〔マイバッグ運動〕の説明。
マイバッグ運動  マイバッグ運動は、人々がスーパーなどで買い物をするとき、自分が用意した入れ物、〔マイバッグ〕を使って買い物を入れ、自宅に持ち帰ろうという運動です。

 レジ袋は一度だけしか使えませんが、マイバッグなら何度でも使える利点があります。このため、買い物を家に持ち帰るのにレジ袋の代わりにマイバッグを使えば、レジ袋に使われる石油資源の浪費を防止することができるわけです。

 マイバッグ運動は、一人ひとりが実行できる小さな努力で、地球温暖化防止に役立てようとする〔環境保護活動〕なのです。

 最近、多くのスーパーマーケットがこの運動に取り組み始めました。マイバッグ運動を普及させるためにいくつかの方法がありますので、ご紹介してみます。

マイバッグ運動の例
例1  あるスーパーでは、マイバッグ持参者に〔マイバッグスタンプ〕を発行して、スタンプが100個たまると100円引きしてくれます。

例2  あるスーパーでは、レジ袋の使用を辞退したお客様に1回のお買い物で2円とか5円とかの割引をしてくれます。

例3  あるスーパーでは、20円くらいの安価な値段でエコバッグを販売しています。20円のうち、5円は環境保護団体に寄付されます。

 お客様が、この袋をマイバッグとして使い続けているうちに破れたり破損してしまったら、このスーパーで無償で交換してもくれます。破損したバッグは回収してリサイクルに回されます。

例4  スーパーなどによっては、レジ袋を3円とか5円とかで有料にしています。

 エコバックを持参すれば節約できるので、有料化することで、資源の削減に寄与しようとする方法です。

例5  ある企業では、ノベルティや懸賞商品として、企業の宣伝文字が小さく入ったトートバッグを無償で配布しています。

 結構、おしゃれなものもあり、セレブな女性たちがマイバッグとして愛用しているものもあります。


マイバッグ運動の効果  ある試算では、1枚のレジ袋は約20ミリリットルの石油から作られ、製造され廃棄されるまでに発生させる二酸化炭素の量は90グラムもあるとされています。レジ袋を使用しないでマイバッグに切り替えると、地球環境保護にこれだけの二酸化炭素発生を抑制する効果があるのです。

 ところで、このような小さな努力を重ねてみても大したことはないと考える方も多いと思いますが、日本全国の人々がこのような運動に参加することで、地球温暖化による地球の破局を少しでも遅らせたいものです。最後に、南アメリカの先住民に伝わる〔ハチドリの物語〕をご紹介いたします。

南アメリカ先住民の言い伝え
ハチドリの物語
あるとき森が燃えていました

森の生きものたちは
われ先にと逃げていきました

でもクリキンディという名のハチドリだけは
いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます

動物たちがそれを見て
「そんなことをしていったい何になるんだ」
といって笑います

クリキンディはこう答えました
「私は私にできることをしているの」


 ◇出典◇
  『私にできること~地球の冷やし方』(ゆっくり堂)、
  『ハチドリのひとしずく』(辻信一監修、光文社)