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諺(ことわざ)

〔ことわざ(諺)〕

 

 諺(ことわざ)とは、もともと「言(こと)の技(わざ)」の意味であって、古来より人々の間で言い習わされてきた風刺や教訓、知識、興趣などを含んだ短い言葉のことです。難しい表現では俚諺(りげん)ともいいます。

 どのことわざにもそれ特有な背景となる説話があり、人々の脳裏に鮮明に焼き付けられるような性質があります。

 漢字の「諺」という文字は「言」+「彦」から構成されています。


あ行か行さ行た行な行
は行ま行や行ら行わ行
 
〔珠玉のことわざ〕
芸は身を助く
(げいはみをたすく)

 どんな人にも得意なことがひとつや二つはあるもの、他人とはちょっと変わった技術を磨けば、いざという時、きっと役に立つということ。

 その技や芸を使ってお金を稼ぎ生活することができるというもの。

 

 「彦」という文字には、「きりりとした顔立ち」の意味合いがあるように、諺(ことわざ)の意味合いには、「すっきりと形よく言い切る言葉」という雰囲気があります。

 ことわざには、地域性や民族性など、その文化の中で通用する性質があります。

 それはそのことわざが生まれた背景には、その文化に共通する観察や経験、知識、そして長い時間的、空間的な歴史が存在するからです。長い時間をかけて生き残ってきたことわざの多くは、簡潔で覚えやすく、また、真実を言い当てているものです。