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迷惑メール



 インターネットが普及し、国民の7割以上もの人たちが楽しむ時代になりました。しかし、一方で「迷惑メール」という厄介な問題が発生しています。

 迷惑メールとは、こちらから頼みもしないのに、勝手に送りつけてくるメールのほぼ全てをいいます。

 内容的には、宣伝目的のメールや出会い系、アダルトサイトの勧誘メールなど多数があります。


 迷惑メールは、スパムメールと呼ばれることもあります。送信を承諾していないのに勝手に送りつけてくる広告メールほど煩わしいものもありません。

 一般に送信の承諾を得たいない広告メールは「未承諾メール」と呼ぶのですが、迷惑メールの中には、メールのタイトルの最初に、ご丁寧にも「未承諾メール」と書いて送信してくるものが多数あります。(日本の法律で、そのように指導しているからですけど。こんなのありっていう感じです。)

 現在の日本の法律では、総務省による「特定電子メール法」と、経済産業省による「改正特定商取引法」という2つの迷惑メール規制法があって、違反するメールを送信した場合には、最大で3億円の罰金が科せられますことになっています。でも、現実には完全な取締りは不可能の状態で、迷惑メールは際限なく来てしまいます。
 自分のメールアドレスを教えた覚えもないのに、一体何故迷惑メールが送られてくるのでしょうか。多くの原因が考えられるのですが、いずれにしても何かの方法で自分のアドレスが一種の闇市場に流出してしまうからです。



 一度、メールアドレスが闇市場に漏れてしまうと、もう止めることは不可能です。闇市場には、集めたアドレスを売りさばき大金を稼ごうとする悪質業者が多数存在して、そのアドレスを次々と転売するからです。

 このページでは、アドレスがどのように流出するのか、迷惑メールを受け取ったらどうしたらいいのか、迷惑メールを受け取らないようにするにはどんな方法があるのかなどについて解説しています。


迷惑メールの危険性 メールアドレスが流出する原因。
懸賞サイト  懸賞サイトや無料サービスなどをうたったホームページで、メールアドレスや氏名、自宅の住所、電話番号、預貯金などの資産内容などを入力すると、情報漏えいの危険度は一気に高まります。中には、個人情報だけを収集するために運用されているサイトもあるので、注意は必要です。

 有名企業や、国内でも名の通った優良サイトなら、特別な問題はでないと考えられますが、いかがわしい懸賞サイトやリードメールサイトなどでうかつに個人情報を入力すると、その情報が闇市場に流出する可能性が大となります。

掲示板書き込み  最近では、数多くの掲示板サイトがあって、ほとんどの人が一つや二つの掲示板サイトを利用しています。掲示板サイトに書き込みをするには、身分を明確に書き込みの責任を負うために、メールアドレスの入力が必要になることが普通です。

 掲示板サイトが優良なサイトであっても、そこから情報が流出する可能性があります。世の中には、掲示板をはじめあらゆるホームページから、自動的にメールアドレスや個人情報を収集するソフトウエアーというのがあって、そこからアドレスが読み取られる可能性があります。

 このようなソフトウエアーはとても安価で1万円もしないで手に入るので、悪意ある人がメールアドレスを入手することは避けようがないのです。メールアドレスの流出を絶対に避けたいなら、掲示板などへの一切の書き込みをしてはいけません。

HTMLメールの危険  送られてくるメールには、「HTMLメール」と「TEXTメール」という二つの種類があります。このどちらのタイプのメールを受信するかは、受信する方で自由に設定することができます。

 HTMLメールでは、本文中に画像を直接表示することができるので、視覚的にはきれいなメールとして受信されます。企業などから送られてくるメールは、商品画像などを本文中に埋め込んだ画像メールが多くあります。

 このHTMLメールは視覚的には素敵なのですが、「WEBビーコン」という仕組みがあって、受信者が閲覧すると、確かに閲覧したという情報が発信者に伝わるのです。ですから、もしも悪徳業者がHTMLメールで送信してきて、それを不用意に閲覧してしまうと、こちらのメールアドレスが確かに存在することが分かってしまいます。そうなると、次々と迷惑メールを送り込んでくる可能性があるのです。

 一方、TEXTメールでは、本文中に画像を埋め込むことはできず、普通の文章だけのメールとなります。この場合には、「WEBビーコン」は動作しませんから、こちらが閲覧したかどうかは、発信者には分かりません。こちらのアドレスが有効かどうかを知られることはありません。

 このような理由から、メールの受信設定は「TEXTメール」としておいた方がいいです。この設定にしておいて、もしもHTMLメールが送られてきた場合、それが迷惑メールであれば、そのまま廃棄します。また、メールの送信者名や内容から、それが迷惑メールではないと分かる場合には、メール受信覧の上の方に[HTMLメール受信]などと書いたボタンや文字がある筈なので、それをクリックすると、HTMLメールが正しくオープンされて、全部の内容を閲覧できるようになります。

 こうすれば、迷惑メールの発信者にコチラの情報を伝えることなく、ネットを楽しむことができます。

優良企業サイト  国内で名の通った優良企業が運営するサイトであれば、基本的には大丈夫なのですが、どの企業にもモラルの低い社員がいて、その企業の顧客リストなどを自宅に持ち帰り、自宅のパソコンに入れている人がいるものです。その人が、たとえ悪気はなくても、ウイニーのような、情報が流出しやすいサイトを利用していると、このような顧客情報などが完全公開される結果を招きます。

 このようなことは、全ての企業で起こるわけではありませんが、いつでも起こる可能性があります。現に、優良なクレジット企業や銀行などからの情報流出が、テレビや新聞で何度となく報道されています。




迷惑メールの危険性 迷惑メールを受け取ったらどうするか。
迷惑メールへの返信  頼んだ覚えのない迷惑メールが送られてきたら、どうしたらいいでしょうか。明らかに出会い系とか、アダルトメール系や闇金融系と分かる迷惑メールが送られてきた場合に、迷惑メールの中で、次のような送信ボタンが表示されることがあります。

 「このメールが迷惑な方はここをクリックすれば送信が停止されます」
 「メールの停止依頼」
 「受信拒否」

 このようなボタンがあった場合、絶対にそれをクリックしてはいけないのです。迷惑メールなんかいらないからと思って「受信拒否」ボタンを押してしまうのは厳禁です。相手は、あなたのメールアドレスが本当に存在するのかどうかを確認しようとしているのです。クリックしてしまうことで、あなたのメールアドレスが現実に存在することが、バレてしまいます。それにより、拒否したつもりが更に無数の迷惑メールを誘い込む結果になるだけです。迷惑メールを受け取ったら、どんな場合も返信は絶対にしないで、無視することです。

魅惑的なURL  迷惑メールの文章の中に、一見魅力的な内容のURLアドレスやクリックボタンが表示されることがあります。URLとは、相手が観てもらおうとしているページのアドレスのことです。クリックすれば、そのアドレスのページにジャンプします。

 これをクリックしてしまうと、表示されるページにはコンピュータウイリスやスパイウエアが仕掛けられていることがあって、明らかに迷惑メールと分かる場合には、絶対にクリックしてはいけません。

 しっかりしたセキュリティソフトを使用していれば、これらは自動的に撃退できますが、極めて危険なのでクリックしないに越したことはありません。


迷惑メールの危険性 迷惑メールを受け取らないようにするには。
フリーメールアドレスの活用  迷惑メールが絶対こないようにする決定的な方法などありません。アンケートに答えたり、懸賞に応募したり、掲示板などに一切書き込みしないと硬く決心していれば、迷惑メールを受け取る確率は高くなると考えられます。

 しかし、これではインターネットでの楽しみが半減してしまうことでしょう。そこで、一つだけ、うまい方法があります。最近では、ヤフー、MSN,グーグルなどがフリーメールというものを使わせてくれます。これを有効活用するのがその方法です。

 そこで、プロバイダーからもらう正式なメールアドレスは、親しい友人とか、銀行取引用などのごく限られた用途にのみに限定し、それ以外には一切使用しないようにします。そして、懸賞応募とか、掲示板書き込み用、アンケート回答用、その他娯楽用には、フリーメールを使用するのです。

 こうすることで、メインのメールアドレスに迷惑メールがくる可能性は非常に少なくなるはずです。また、フリーメールアドレスには迷惑メールが送られてくる可能性は大きいですが、そこがフリーメールアドレスの良いところで、必要なら簡単にメールアドレスを変更できる点です。迷惑メールが多くなり煩わしくなったら、さっさとフリーメールのアドレスを変更してしまえばいいのです。

メッセージルールで遮断  ほとんどのプロバイダーには、迷惑メールを受信前にチェックしてくれるサービスや機能があります。

 先ず使用できるのが、インターネット上の専用フォルダーに、入ってきたメールを任意に設定した条件に従って振り分けてくれる機能です。入信してきたメールアドレスや、メールのタイトル、あるいはメール内の通信文を確認し、指定したアドレスや指定した単語が含まれているような場合には、たとえば「迷惑メール」とか「不要メール」とかのフォルダーに振り分けるのです。

 また、明らかに迷惑メールと分かっていたり、不愉快に言葉が含まれている場合には、受信そのものを拒否し、一切受信することなく廃棄することもできます。


迷惑メールの危険性 プロバイダーの対策サービスの概要。
 国内の著名なプロバイダーが行っている迷惑メール遮断対策のサービス状況を簡単に紹介します。現在、あなたが使用しているプロバイダーで、まだサービスを利用していない場合は参考にしてみてください。プロバイダーが運用する技術なので安心して使えますし、大抵は無料サービスですから活用するのがよいでしょう。

@nifty URL: http://www.nifty.com/

<迷惑メールフォルダー>
・迷惑メールを自動判定し、インターネット上の専用フォルダーに振り分けたり、受信拒否してくれるサービス(無料)。
・あらかじめ受信すると定め、登録したアドレスからのメールだけを受信してくれる、未登録アドレスブロック(無料)。
・@nifty があらかじめ設定したスパムメールをブロックしてくれる、スパムメールブロック(無料)。

BIGLOBE URL: http://www.biglove.ne.jp/

<自動フィルター設定>
・迷惑メールを自動判別し、メールタイトル(件名)の先頭に [spam] の文字を追加して表示する(無料)。
・受信拒否設定(無料)。
・必着設定(無料)。
・オプションで、指定したいろいろな条件に従って受信メールをインターネット上の専用フォルダーに振り分けてくれる(有料:月額158円)

OCN URL: http://www.ocn.ne.jp/

<迷惑メール防止設定>
・指定したアドレスや件名などが指定したものに一致したら受信を拒否(無料)。
・自動削除設定(無料)。

DION URL: http://www.dion.ne.jp/

<ウイルス撃退お好み着信サービス>
・指定した条件に一致するメールの受信拒否。ウイルスサービス兼用(登録料:105円、使用料:月額157円)
> ・マカフィー・スパムキラー(有料:月額262円)

So-net URL: http://www.sno-net.ne.jp/

<迷惑メール振り分けサービス>
・迷惑メールを自動判定し、件名に [meiwaku] の文字を追加する(無料)。

・インターネット上の専用フォルダーに振り分ける(無料)。

・受信拒否サービス

・マカフィー・スパムキラー(有料:月額262円)

Yahoo!BB URL: http://bbpromo.yahoo.co.jp/

<BBセキュリティ>
・「ノートンインターネットセキュリティ BBセキュリティ版」をインストールし迷惑メール撃退。ウイルスや不正アクセル対策兼用(有料:月額514円)


迷惑メールの危険性 悪質業者は何故捕まらないの?
 受信者の意向と関係なく、勝手に送り込んでくる迷惑メールを発送する行為は、法律で禁止されていて、違反者は罰せられることになっている。しかし、現実には迷惑メールはあとを絶たない。その理由はなんなのか考えてみる。

改ざんメール メールの中には、発信人のメールアドレスを改ざんされたものが入ってきます。この場合には、一つのメールアドレスを遮断しても、次から次へと新しいアドレスで迷惑メールが入ってきます。

ときには、自分のメールアドレスに改ざんされたメールが入ってくることさえあるのです。このような場合は、真の送り主が分からず捕まえるのは極めて困難となります。

偽装発信者 迷惑メールの真の発信者が、不特定多数の一般ネットユーザーのパソコンにウイルスを忍ばせ、そのパソコンから迷惑メールを発信してくることもあります。メールの発信者は真のメール設定者とは全く無関係の人なので、真の犯人を逮捕することは極めて困難となります。

海外メール 日本国内からの迷惑メールの場合は、送信者を捕まえ逮捕できる可能性もあります。しかし、中には海外から送信してくる迷惑メールがあり、これを防止するのは中々困難となります。