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気になる言葉

焼きまんじゅう



 焼きまんじゅう(焼き饅頭)は、上州は群馬県の各地にある郷土料理の逸品です。

 直径6センチくらいのまんじゅう4~5個を竹串に刺し、炭火で焼き上げます。

 焼く前と、焼く途中で、ハケを使って「焼きまんじゅうのタレ」を何度なんども塗ります。


 このタレは群馬特産の味噌に黒砂糖や水飴を混ぜこんで作りあげた濃厚で甘い味がします。味噌の香りがプンプンと漂い、まんじゅうに焦げ目が付けば、焼き上がりです。

 このまんじゅうの名所は何といっても日本の真ん中、群馬県の真ん中である渋川市が一番です。JRで渋川駅に降りると、駅前に小さな焼きまんじゅう屋さんがあって、お土産に買って帰る人も多いです。

 何しろ、群馬の味ですから。もちろん、前橋市、伊勢崎市、館林市など群馬県全域にも焼きまんじゅう屋さんがたくさんあります。

 焼きまんじゅうに使われるまんじゅうは、素まんじゅう(あんこの入っていない薄いまんじゅう)です。稀に漉し餡を入れた珍しい焼きまんじゅうもあります。

 このまんじゅうは群馬県のお祭りや縁日の屋台、夜店などには絶対に欠かせない風物詩ものです。上州人、群馬県人のロマンでもあり、郷愁を誘う食べ物です。
 焼きたての暖かいまんじゅうを食べると、もうそれだけで幸せを感じます。子供たちは口の周りを味噌タレで汚しながら、時には手で口をぬぐい、ホッペタをタレ色に染めながら食べますが、これが子供たちの縁日の思い出になるのです。

 この焼きまんじゅう、お土産にと買って帰ると、冷めてちょっと固くなってしまいますが、電子レンジで温めても美味しく食べられますし、コンロの直火であぶれば本来の味を楽しむこともできます。渋川市を訪れた際にはおすすめのお土産です。

 ところで、この上州の焼きまんじゅうの元祖とか老舗とかいう話になると、いくつかの説があるのですが、有力なのは幕末のころ、前橋市や伊勢崎市、沼田市の店舗が元祖を名乗っているようです。

 原島熊蔵という人の話では、1857年に、勢多郡飯土井村(現前橋市飯土井町)出身で2代前の原島類蔵が前橋で売り出したのが創始だということです。


トピックス ▼読売新聞に掲載された「郷土の味に行列」という記事の紹介をします。
トピックスの引用先  焼きまんじゅうに関する興味ある記事が、読売新聞に掲載されていましたので、参考のためにこのページに転載してご紹介します。(全文をそのまま掲載しています。)

 <出典>読売新聞(2008年2月17日付け)
 <記事>郷土の味に行列

郷土の味に行列  群馬名物の焼きまんじゅうを楽しむ「焼きまんじゅうサミット」が16日、県庁前の県民広場で始まった。強風のため、この日は午後1時ごろに中止されたが、17日は予定通り行うという。

 県内の13店が出展。みそだれの焼ける香ばしいにおいがただよう中、各店の前には長い列ができていた。

 5店の焼きまんじゅうを試食して店名を当てる「利き焼きまんじゅう」大会も行われ、参加した60人のうち11人が全問正解。県観光国際課は「予想以上の正答率。県民に親しまれている郷土食であることを改めて実感した」としている。

 全問正解した吉岡町上野田、無職関口昇さん(70)は、「小さいころから食べ続けた味だから、簡単だった」と笑顔で話していた。

 同サミットは大沢知事が打ち出した県庁でのイベント見直し方針のもと、今回が最初で最後となる。

 「焼きまんじゅう」味のスナック菓子「上州焼きまんじゅう味コーンスナック」が、ベイシア(前橋市)から発売された。3月29日開幕の「全国都市緑化ぐんまフェア」に合わせ、県から「何か群馬らしいものを開発できないか」と要請を受け、茨城県古河市の菓子メーカーに開発・製造を依頼した。今月初めの発売開始から1週間ほどで焼く1万8000袋が売れ、ベイシア経営企画部は「予想以上の売れ行き」としている。コーンスナックに粉末みそをからめて甘くつくられており、みそだれと小麦粉を焼いたような香ばしさが漂う。1袋98円でベイシア114店舗で売られている。




トピックス ▼高崎経済新聞掲載:上州名物『焼きまんじゅうガイドブック』の記事。
トピックスの引用先  焼きまんじゅうに関する興味あるもうひとつの記事が、高崎経済新聞WEB版に掲載されていましたので、参考のためにこのページに転載してご紹介します。(全文をそのまま掲載しています。)

 <出典>高崎経済新聞(WEB版:2010年5月4日付け)
 <記事>上州名物「焼きまんじゅうガイドブック」

群馬県内83店の情報を1冊に 焼き饅頭本の写真  群馬県は3月18日、群馬県の名物「焼きまんじゅう」の店舗情報をまとめたガイド本「焼きまんじゅうガイドブック」を発売した。

 焼きまんじゅうは群馬県以外ではほとんど扱われていない真の「群馬(上州)名物」で、県内では現在約110店舗(製造を含む)が営業しており、「焼きまんじゅうガイドブック」にはこのうちの83店舗の情報が掲載されている。

 ガイド本出版のきっかけになったのは、昨年2月に開催し好評を博した「焼きまんじゅうサミット」だ。県観光課の池田さんは「『焼きまんじゅうサミット』は予想以上の来場者があり、焼きまんじゅうをもっとPRしようと考えた。昨年8月下旬から、担当者5~6人で手分けして全店を回った。私自身は、ほぼ全部に足を運んだ。店によって焼き方や『たれ』に特徴があった」と振り返る。

 ガイド本には店舗情報のほかに、焼きまんじゅうの歴史、大串まんじゅうについての解説や紹介なども掲載した。

 仕様はA5版、カラー、65ページ。価格は1冊180円。県庁県民センター(前橋市大手1)、県行政事務所(前橋行政事務所・渋川行政事務所など)、ぐんまちゃん家(中央区銀座5)、紀伊國屋書店前橋店(前橋市文京2「けやきウォーク前橋」内)、煥呼堂(前橋本店・群馬町店)、戸田書店(高崎店・藤岡店など)、文真堂書店(県内全店)、ブックマンズアカデミー(前橋店・高崎店・太田店)で取り扱う。