|
|
|
|
|
〔ユニバーサルデザイン〕 |
世界には200以上もの国々があり、いろいろの民族、宗教、習慣、文化を持っています。 |
人間が誰でも使う商品で、このような人たちが、特別な苦労をすることなく使うことができる普遍的なデザインの商品を作ろうとする考え方が「ユニバーサルデザイン」なのです。 |
ユニバーサルデザイン |
〔ユニバーサルデザインの7原則〕
「ユニバーサルデザイン」の基本思想の提唱者は、アメリカのロン・メイス博士ですが、彼が中心となって全世界に呼びかけた、7つの原則と呼ばれるものがあります。 |
〔原則1:公平性〕
使う人がだれであろうと、公平に操作できること。すべての人が、いつでもどこでも、同じように使いこなすことができる。 |
〔原則2:自由度〕
使用するときの自由度が高いこと。たとえば、右ききの人でも、左ききの人でも、思いどおりに使える。 |
〔原則3:簡単性〕
使い方がとっても簡単であること。ひと目見ただけでも、すぐに使い方が理解できるわかりやすい作り。 |
〔原則4:明確性〕
わかりやすい情報で理解しやすい。使う人の知りたいことが、わかりやすくていねいに説明されている。 |
〔原則5:安全性〕
使うときに安全、安心であること。うっかりミスで、まちがった使用をしても、できるかぎり危険につながらない。 |
〔原則6:持続性〕
使用中からだへの負担が少ない、少ない力でも使用ができること。長い時間使っても、どんなかっこうで使用しても、疲れにくい。 |
〔原則7:空間性〕
だれにでも使える大きさ、広さがある。使う人の大きさや、姿勢、動きに関係なく、ラクに使いこなすことができる。 |
〔ユニバーサルデザインの実例〕
|
〔実例1:自動ドア〕
人々が最もよく知る、あるいは感じるユニバーサルデザインの代表格は、何といっても自動ドアではないでしょうか。
駅前でタクシーに乗ろうとすれば、利用者からみればドアが自動的に開いてくれます。でも、これは運転手が操作して開けてくれているのですから、自動ドアといえるのかどうかちょっと疑問も残りますが。 |
〔実例2:水道の蛇口〕 いろいろな公共施設ならどんな場合でもトイレがあって、必ず蛇口があります。手動で水を出す必要があることも多いですが、大きな公共施設のトイレの蛇口なら、手を差し出すだけで自動的に水が出てきます。 (写真出典:郡山市公式ウエブサイト)
手に障害のある人や、握力のない人、あるいは荷物を持っている人にとってはとても簡単に操作でき助かります。 |
〔実例3:ピクトグラム(絵文字)〕
駅や、デパート、そして公共施設などで非常口がどこにあるか、トイレは何処にあるかということは誰にとっても重要で気にかかることです。
最近では、非常口やトイレの絵文字は全世界共通になっているものが多い半面、交通標識などでは、まだまだ不十分なものが沢山あります。 |