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ETC:電子料金収受システム


 アメリカの高速道路を走行すると、普通、一つの州から別の州に入るときには、大きな橋があって、そこで料金所があります。

 その料金所には「Toll」と書かれています。

 アメリカでは一般の高速道路の通行料は無料ですが、州をまたぐ橋を渡るときに、橋の通行料として$3~5くらいの料金が取られるのが普通です。


 それにしても、あまりの安さに感動するのですが、日本での高速料金のあまりの高さは一体何故そうなのか疑問を感じる瞬間でもあります。

 話は変わるが、日本の高速道路では、入口で券をもらって高速道路に入り、出口で現金やクレジットカードで支払いをする。

 最近では、高速道路に入るときは、多くの場合に自動発券システムがあって簡単に券がもらえるが、出口での料金の支払いは時間がかかるので、しばしば渋滞が発生している。

 料金所での渋滞や環境問題などを解消するために、料金所の規模を大きくして路線数を拡充すれば、土地の占有面積が増加し、設備建設費や人件費などで莫大な資本投下が必要な上、そのような設備を整備するには時間もかかる。

 このような問題を解決する切り札として導入されたのがETC(Electronic Toll Collection System)で「電子料金収受システム」と呼ばれている。

 ETC装置を搭載した自動車が、料金所(入口、出口)を通過すると、ETC装置からその車を特定するための電波が発信される。

 そして、料金所のアンテナはその信号を検出・受信して、使用料金の計算を自動的に行う。高速道路利用料金は、後日に、そのETCが登録された銀行口座から引き落とされる仕組みである。

 ETCを使用すれば、高速道路での料金支払い時に車を停止させる必要はなくなる。このため、運転手からみればとても簡便になること、料金所での道路渋滞に巻き込まれなくなることなどのメリットがある。

 また、高速道路の管理面みれば、料金所のレーン数をむやみに増加しなくて済むので、建設費などで莫大な資金が節約できること、料金所管理のための人件費が節減できることなどの大きなメリットがある。

 更に、料金所付近での渋滞に伴って発生する排気ガスによる環境汚染の心配が軽減されるなどの利点もある。

 ETCは、このような観点から、高速道路料金所付近での料金支払いの簡素化、渋滞の軽減などを目指して、国が真剣に立ち上げたプロジェクトである。

 ETCシステムを利用すると、便利なだけでなく料金の割引制度もあるのでお得でもある。