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図のように、二つのコンピュータA、Bがあるとき、ハードAとハードBにアクセスするときの顔、表面形状(インターフェイス)はそれぞれに異なっています。
OS-Aは、コンピュータAのハードウエアにぴったりと嵌まり込むような顔(アクセス窓)を持つように作られます。
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しかも、OS-Aは接続するアプリケーションソフトウエアに向かっては、標準のアクセスができるような顔(インターフェイス)を持つように作られます。
同様に、OS-Bは、コンピュータBに対してぴったりと嵌まり、しかも接続するアプリケーションソフトに対しては標準のアクセスができるように作成されます。
このように、コンピュータA,Bでは、ハードウエアは全く異なるけれども、OS-A、OS-Bがそこにぴったりと嵌まり込み、アプリケーションソフトウエアから見たときには、まったく同じインターフェイスをもつことになります。
OSはコンピュータのハードウエアの違いを吸収して、アプリケーションソフトに対してはまったく同じ使い方ができるようにするための基本ソフトなのです。
これにより、コンピュータAに対しても、コンピュータBに対しても、まったく同じアプリケーションソフトが、そのままで使用できるようになります。
現実的には、OSはハードウエアの管理のほか、入力装置からの操作を受け取り、ソフトウエアに反映させたり、人間とソフト、ハードとの間を取り持って、コンピュータシステム全体を管理するよう設計されます。
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