SOHOとは、「Small Office / Home Office」から生まれた言葉で、ごく小規模な事務所や自宅を仕事場とする環境での事業形態をいいます。 通常は、このような仕事場で、パソコンなどの情報通信機器を使用し、WEBの世界を利用してビジネス展開を行う場合が多いです。 個人が自宅を簡単なオフィスとして利用して行えるような小さな事業などが向いています。
標準的なSOHOの形態としては、あくまでも小規模な個人事業、家族だけで起業した小さな会社などで、仕事場あるいは事務所は、自宅やごく小さな貸事務所などに机一つ、電話、パソコンなどの事務機械を設置し、ホームページを開設してインターネットで商取引を行うものが多い。 SOHOという言葉はまた、内職・フリーランス・ベンチャー起業・テレワーク・在宅勤務・マイクロビジネスなどと同義語で使われる場合も多い。
SOHOを始めるのに、事業形態・事業規模・ワークスタイル・職種・従業員数など多くの側面があり、SOHO事業者の都合のいいような言い方でスタートすることが多く、定義は明確ではない。 世の中には、SOHOと似ているものに「ベンチャー企業」がある。事業の規模からすれば、SOHO的要素も多々あるけれども、こちらは最終的には事業を大きく育成して株式公開にまで到達することを目指す野心的なものが多い。ベンチャー企業では、将来の夢が大きいだけに、事業内容だけでなく資金繰りなどに奔走することも特徴である。 これに対して、SOHOには、それほど拡大志向があるわけではなく、自分ひとりでできる範囲で満足し、趣味的に事業を楽しみ、多少の収入があればよしという面が強い。