多くの人は、若い時代、進学のため、就職のために、希望に萌えて出身地から都会へと旅立ちます。 そして、そのまま都会での生活を一生楽しむ人たちが多くいます。 しかし、一方で、都会での生活に飽き足らず、出身地へ戻る人、出身地の近隣地域へ戻る人、あるいは、出身地ではない、全く別の住みたい地域に移り住む人と様々です。
このように、いちど故郷を後にしてどこかの地域で暮らし、それなりの時代が経ってから、また新たな展開を求めて移動するのが、UJIターンと呼ばれているのです。 Uターン・Jターン・Iターンの意味は次のようになっています。 各地域でのUJIターン希望者の受け入れ態勢も活発に行われるようになりました。〔UJIターン〕で検索すれば、各県や市町村などが運営するとても多くのサイトが見つかります。 故郷活性化を期待して、各地で盛んに活動が進められているからです。
現在、国土交通省の都市・地域整備局地方整備課というところが、このような人たちの支援サイトを運営していたり、多くの県などでも、支援サイトがあったり、支援のシステムを用意してくれています。 国土交通省が支援する「地域づくりインターン事業」というのがあって、そこでは、地方で暮らした経験のない若者に、生活の場として地方を認識する機会を準備しています。 三大都市圏に住む、大学生や大学院生などを中心に、20~35歳の若者を体験調査員として地方に派遣して、それぞれの地域で取り進められている地域づくりや地域産業を実地体験したり、地域住民との交流に参加してもらって、その地域の魅力を理解してもらう運動です。 ちょっと古いですが、この運動の、平成18年度派遣地域(25地域)の図を参考までに下記に転載しておきます。 (現在の国土交通省のサイトは「UJI推進」をご覧ください。)