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〔911:アメリカ同時多発テロ事件〕 |
アメリカ合衆国の歴史の中に、アメリカ人たちの自尊心を傷つける残虐なテロ事件が二度だけ起こりました。
これは、同日早朝、空母6隻から発進した航空機354機が、宣戦布告のないままに、真珠湾を奇襲攻撃して甚大な被害を与えた事件でした。
二度目は、2001年9月11日にアメリカで発生した「アメリカ同時多発テロ事件」です。この日もまた、アメリカ人の自尊心と自信を根幹から揺さぶる日となりました。 |
〔ハイジャック勃発〕
2001年9月11日早朝、アメリカの各地を飛び立った4機のジャンボ機がほぼ同時刻に何者かにハイジャックされ、過酷な運命に遭遇することとなった。 (写真は「America under Attack」サイトより転載)
・アメリカン航空11便(ボストン空港発)
ハイジャックされた4機の旅客機のうち3機は突入し、1機は墜落したが、乗客・乗員は、ハイジャッカーも含めて全員が死亡した。 |
〔アメリカン航空11便〕
アメリカン航空11便、ロサンゼルス行きは、乗客81名、乗組員11名を乗せて、午前7時54分にボストン空港を離陸した。 〔ハイジャックの経過〕
◆午前8時14分頃:突然ハイジャックされ、コックピットを占拠された。 |
〔ユナイテッド航空175便〕
ユナイテッド航空175便、ロサンゼルス行きは、乗客56名、乗員9名を乗せて、午前8時14分にボストン・ローガン空港から離陸した。 〔ハイジャックの経過〕
◆午前8時43分頃:この機も、午前8時43分頃までに、ハイジャックされ、コックピットを占拠された。 |
〔アメリカン航空77便〕
アメリカン航空77便、ロサンゼルス行きは、乗客58名、乗員6名を乗せて、午前8時20分にワシントンDC・ダレス国際空港を離陸した。 〔ハイジャックの経過〕
◆午前8時50分頃:この機も8時50分頃までにハイジャックされ、コックピットを占拠された。 |
〔ユナイテッド航空93便〕
ユナイテッド航空93便、サンフランシスコ行きは、乗客37名、乗員7名を乗せて、午前8時42分にニュージャージー州ニューワーク空港を離陸した。 〔ハイジャックの経過〕
午前9時27分:この時刻頃、ハイジャックされ、コックピットを占拠されたらしい。 |
〔ハイジャッカーの狙い〕 〔航空機の訓練〕
ハイジャックされた4機のジャンボにおけるコックピット内の操縦システムは、基本的に同一であった。
乗っ取られた4機のジャンボの目的地が、全て西海岸の都市であったのは、アメリカ大陸横断線の機には、航空燃料積載量が満載されていることで、突入時の被害規模を拡大することを狙ったものと推測されている。 |
〔ツインタワーの崩壊〕
ジャンボ機の突入により、ビル上層部は激しく損傷し炎上爆発した。激しい爆発と火炎の熱により、ビルの鉄骨は破断され、強度を失っていった。そして、二つのタワーは跡形もなく崩壊してしまったのである。 〔タワーの崩壊〕
9時59分には、南棟が上層部から下層に向かって完全崩壊してしまった。そして、10時28分、北棟が完全崩壊し、かつて世界最高の威容を誇ったツインタワーが完全に崩壊消滅したのである。 このテロ事件での犠牲者数は、ビルで働いていた人の他、多数の消防士たちも含めて2749人となった。内、日本人の犠牲者数は24名であった。 〔グラウンド・ゼロ〕
世界貿易センター跡地は、その後、「グラウンド・ゼロ(爆心地)」、または、「ワールドトレードセンターサイト(跡地)」と呼ばれるようになった。
・One World Trade Center( 1 WTC) |
〔二つの戦争〕
このテロ事件はこれで終わりではなかった。根深いテロ集団への戦いが延々と続いているのである。アメリカは未だに癒されることもなく、戦い続けているのた。 |