〔エンタメ〕

　〔エンタメ〕という言葉はテレビやラジオ、新聞、雑誌などで頻繁に登場する言葉です。

　しかし、「エンタメって何？」とあらたまって訊かれると何だか漠然としていてうまい答えが出てきませんね。

　エンタメは元々は英語の「エンターテインメント（entertainment）」の略号です。

　エンタメの意味合いは、芸術とまでは言えないかも知れないが、エンタメの作者や演者や内容には、「新鮮で、何かキラリと光る独創性があって、その場に相応しい感動を与えてくれるもの、好奇心を満たしてくれるもの」となります。

　もっと簡単に言えば、「それほど肩の凝らない内容ながら人を喜ばせるもの」ということだと思います。つまり、どんなに優れた内容であっても、そこに独創性と娯楽性、新鮮さがなければエンタメとは言えないのです。

　エンタメは生鮮食品のように新鮮でなければ楽しくない。エンタメにはニュース性が重要なファクターになりますが、単に事件や政治や経済などのニュース報道はエンタメには入りません。

　それらの報道の中で、人の好奇心をくすぐり、欲望を掻き毟ってくれるような内容のものが面白いのです。しかし、いくら面白いネタでも他人が考え、既にマスコミに載ってしまったギャグのようなものは、もうエンタメとしてはそれほど価値がありません。何故ならそこにはもう独創性がないからです。

　それでは、エンタメを実現する具体的な方法論はどうなるのでしょうか。つまり、エンタメ発表の場、方法にはどういうものがあるのでしょうか。

　エンタメをその「内容」と「発表の場」という観点からまとめてみると次のようになります。

　エンタメを発表する主な場には、テレビ番組、ラジオ番組、芸能、映画、書き物、漫画、コミック、ゲーム、音楽、その他があります。思いつくままに表にしてみるとこのようになります。