このような症状は、口唇、指爪、耳朶、鼻尖、頬、指趾などによく見られます。 |
この現象は、身体の表面にある毛細血管中の還元ヘモグロビン量が5g/dL 以上(酸素不飽和度6.5vol% 以上)の状態のとき出現するといわれる。しかし、貧血患者には出現しにくい。 |
◆〔チアノーゼの原因〕の説明。 |
チアノーゼのタイプ |
チアノーゼのタイプには、次の三つの種類があり、ほとんどの場合は、心臓の病気や呼吸器の病気が原因で起こります。
・動脈血の酸素欠乏による中枢性チアノーゼ
中枢性チアノーゼは、主に口腔粘膜、眼球結膜などに出現し、末梢性チアノーゼは、指、耳朶、鼻尖、頬部などに出現します。
・呼吸器疾患
肺や心臓の病気の多くは、血液中の酸素濃度低下の原因となり、血管や心臓に先天的異常があれば、肺から戻って心臓に向かうべき血液が、直接静脈や左心室に流入してしまうためにチアノーゼ現象を起こします。
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◆〔チアノーゼの診断〕の簡単な説明です。 |
チアノーゼの検査と診断 |
血液中の酸素濃度は、動脈血ガス分析で検査できます。
・胸部X線撮影
電極を指先や耳たぶに挟むだけで酸素濃度が測定できる、パルスオキシメーターを使えば、重症患者の酸素濃度も連続的に調べられます。
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