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レーシック技術



 レーシック(LASIK)は、角膜屈折矯正手術の一種です。

 レーシック手術では、目の表面の角膜にエキシマ・レーザーを照射して、角膜の中央部表面をごく薄く削り、角膜の屈折率を変化させることで、視力を矯正します。

 エキシマ・レーザーとは、希ガスやハロゲンガスなどの混合ガスを用いて作り出されるレーザー光線の一種です。


 レーシックによる視力矯正手術は、いまや世界中で認められたとても安全な視力矯正手術法です。

 メガネやコンタクトレンズを使用しなくて済むようになるので、最先端の医療技術の一つとして、高く注目を集めています。
 日本でもその安全性が確認され、2000年1月に当時の厚生省(現:厚生労働省)が、エキシマ・レーザーによる矯正手術を認可しています。


レーシック治療の実際 レーシック治療の実際。
レーシック治療法  レーシックの手術では、角膜の表面の一部を薄く削り、その一部をめくってフラップと呼ばれる蓋状のものを作ります。そこにエキシマ・レーザーを照射して、角膜表面の一部を蒸散させます。その後、めくってあったフラップを元の位置に戻します。フラップはほんの2~3分ほどで自然接着します。

 角膜中央部を蒸散させたことで、角膜の中央部が薄くなって角膜の曲率が下がり、近視が矯正されます。検眼データに対応してレーザー照射の条件を調節することで、近視ばかりでなく、乱視の矯正も可能となります。

 この手術は、特別な痛みを伴うこともなく手術が終わると直ぐに視力は良好な状態になります。また、入院の必要もなく日帰り手術が可能です。メガネが不要になることから、スポーツ選手や有名人、芸能人をはじめ、列車の運転手や警察官、自衛官などのように、ある程度の視力を必要とする職業に就く人たちが多く手術を受けています。もちろん、とても多くの一般の方もこの恩恵にあずかっています。

 レーシックの手術には、健康保険制度は利用できず、いわゆる自由診療となるので、医院やクリニックのよって手術料は大きな幅があります。現実の費用は片方の目だけで数十万円は必要となります。ただし、生命保険化入者であれば、条件により「レーザー角膜屈折矯正手術」により手術給付金が支払われることもあるので、生命保険会社に確認することが必要です。

 レーシックによる視力矯正は、多くの利点があるが、一方で欠点が全くないわけではありません。手術を受ける場合には、このあたりはよく理解しておく必要があります。下の表で利点・欠点をまとめてみました。

 この表を見ると、欠点の数がとても多くて心配になる方もいるかと思いますが、それらのリスクは必ず起こるということではなく、そのような可能性があるというに過ぎません。従って、手術を受けるのであれば、信頼でき実績のあるクリニックなどを選ぶというのが最良の方法と思われます。

 余談ですが、プロゴルファーのタイガー・ウッズ選手が手術を受けて、ゴルフの成績がよくなったとの報告があり、多くのゴルファーや野球選手などが後に続いたとの話があります。

レーシック治療の利点 ・眼鏡やコンタクトレンズを使用する必要がなくなる。
・手術時に入院も不要であり、しかも手術も短時間で済む。
・技術が確立された、成功率の高い手術である。
・生命保険などが適用で、手術費用が安くなるケースもある。

レーシック治療の欠点 ・他の手術同様に、手術の失敗や術後の合併症などのリスクはゼロではない。
・角膜の厚みや目の状態などにより、希望しても手術ができない場合もある。
・近視が進行する若い世代(18歳未満)は、手術が受けられない。
・航空身体検査基準に不適合となる。(パイロットにはなれない。)
・手術法は確立されているが、超長期で絶対安全かは証明されていない。
・角膜を削り過ぎると遠視になり、その再修正は困難となる。

・ドライアイになることがある。
・コントラスト感度が低下することがある。
・術後一過性ながら、車のヘッドライトなどが眩しく感じるハロ・グレアを感じる現象が現れる。
・裸眼視力は、ほぼ確実に向上し、メガネやコンタクトレンズが不要となるが、もしもメガネやコンタクトレンズを使う場合は、矯正視力が以前より低下することがある。
・手術で角膜の曲率を変えるのは、角膜中央部だけなので、深夜などの非常に暗い場所で瞳孔が開くと、角膜周辺部で曲率が以前のままの部分では、二重像が現れることがある。
・将来、白内障手術を行う際、眼内レンズの度数ずれをおこすことがある。
・眼圧が術後実際の値よりも過小評価されるため、眼圧検査時はレーシックを受けたことを申告する必要がある。