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気になる言葉

レアメタル



 非鉄金属のうちで、天然にはわずかしか存在しない希少金属のことを「レアメタル」と呼んでいます。

 レアメタルは絶対的な使用量は鉄などに比べればその流通量は微々たるものです。

 しかし、近年の飛躍的な性能を有する電子材料としてどうしても欠かせない素材であり、全世界の産業界から注目され激しい争奪戦が繰り広げられています。


 広義でのレアメタルは「非鉄金属」全体を指しますが、狭義のレアメタルの方が重要な意味をもち、鉄、銅、亜鉛、アルミニウムなどの普通の金属や、金、銀等の貴金属を除く非鉄金属で産業界で重要なものを指しています。

 具体的なレアメタルの種類は非常に多く、現在、世界で争奪戦となっているものには、表に示すようなものがあります。

 このような厳しい争奪戦の中で、日本原子力研究開発機構が、草津温泉の湯の中からレアメタルのひとつ「スカンジウム」の回収技術を開発したというニュースが流れました。

 ここでは、産経新聞の記事をそのまま転載しておりますので、参考にしてください。

 尚、当サイト〔気になる言葉館〕では日常生活で気になる言葉や新聞記事などを扱っていますので、他のページもご覧くだされば嬉しいです。
レアメタルの種類
一般のレアメタル リチウム ベリリウム ホウ素
チタン バナジウム クロム
マンガン コバルト ニッケル
ガリウム ゲルマニウム セレン
ルビジウム ストロンチウム ジルコニウム
ニオブ モリブデン パラジウム
インジウム アンチモン テルル
セシウム バリウム ハフニウム
タンタル タングステン レニウム
白金 タリウム ビスマス
希土類元素
レアアース
スカンジウム イットリウム ランタン
セリウム プラセオジム ネオジム
プロメチウム サマリウム ユーロピウム
ガドリニウム テルビウム ジスプロシウム
ホルミウム エルビウム ツリウム
イッテルビウム ルテチウム



転載記事内容 〔レアメタル〕についての有用な記事を転載します。

転載元


産経新聞 2008年10月8日


記事名称


希少金属スカンジウム

記事本文  草津温泉から回収 群馬

「日本原子力研究開発機構」などは7日、希少金属(レアメタル)がとけ込む草津温泉(草津町)から、スカンジウムを回収することに成功したと発表した。同機構では「液体からスカンジウムだけを採取する技術は恐らく世界初。平成25年には、スカンジウムの販売先などビジネスプランを整えたい」としている。

 スカンジウムは、アルミニウムに混ぜると耐熱性や硬度が上がり、燃料電池にも使用されるなど、利用方法の拡大も注目される希少金属。現在では1キロ約200万円で取引されているという。

 同機構では、酸性溶液中の低濃度スカンジウムに対し、親和性の高いリン酸基を付着させた金属捕集布を用いた装置を、民間企業などと共同開発。1トンあたり約17ミリグラムのスカンジウムが含まれている万代(ばんだい)源泉が流れる湯川に、1分あたり40リットル処理できる装置を設置し、95%以上の回収率でスカンジウムを捕集したとしている。

 今後は金属捕集布の耐久性を高めるなどして実用化に向けた研究を進めるほか、他の希少金属の回収にも応用していく方針。