最近のBRICsの状況としては、人口増加、資本増加、労働生産性の向上などにより、著しい経済成長を遂げつつあります。
今後は更に資本を蓄積し、技術革新を進めると見られており、今や急速に先進国の仲間入りを果たしつつあります。やがてこれらの国々が世界を指導する立場になる可能性があるのです。
ルーパさんの予測では、BRICsの国々は現時点では世界のGDPの8%しか占めておりませんが、2039年には経済大国G7(アメリカ、日本、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、カナダ)の合計を突破するとしています。
そして、2050年にはGDPのランキングは、中国、アメリカ、インド、日本、ブラジル、ロシアの順になるだろうと予想されています。
現実に、2014年には、中国がGDPランキングでアメリカに続いて世界第二位になり、日本は第三位となっています。
超大国アメリカだけの一極支配の時代が終わり、多極化の時代が始まるだろうというのです。この段階になっても、日本が経済大国の中に残れるのかどうか興味のあるところです。
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