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〔敬語の使い方〕


 毎年、春になり新入社員が入社してくると話題になるのが、敬語の使い方です。ご存知のように敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語という3つの種類があります。

 これらの言葉は会話の相手や状況によって使い方が異なってきます。


 このページでは、会社の上司やお客さま、あるいはお年寄りなど年配者に対して使うべき敬語の例を示しています。こんな観点から、自分自身の普段の言葉遣いを確認することにお役立て下さい。

 言葉、特に会話において大事なものに敬語があり、敬語はその使う場面において大きくことなります。

 この〔敬語の使い方〕コーナーでは、尊敬語や謙譲語、および丁寧語について、その種類や使い方などを説明しています。



敬語の使い方 〔正しい敬語の使い方〕の説明。
電話ひとつでも

 電話の応対ひとつでも、社内の人と話すときと、社外のお客さんなどと話すときでは、大きく異なります。違いを理解していないと、大きな問題も起こるので要注意です。

 新入社員を教育すべき人が、後輩の前で無知と思われたり、恥をかかないためにも、敬語の使い方を確認して見ましょう。敬語は会話の場面によりいろいろですが、あたなの日ごろの言葉遣いを思い返しながら、チェックしておくとよいでしょう。

 電話が架かってきて、女子社員が応対しています。「はい。ただいま、○○課長は外出されております」。この応答は一見、丁寧に見えます。電話の相手が社内の人の場合ならこれでOKですが、社外の人からの電話なら、これは正しくないのです。どうしてなのか、よく考えて見ましょう。

尊敬語

 尊敬語は、尊敬すべき相手や、相手に関係のある人や、持ち物、状態、動作を敬って使う言葉です。基本的に、相手を自分より高める表現を用いて、相手に対しての敬意を表します。

尊敬語のパターン
動詞+「れる」「られる」型

 このパターンの動詞として、尊敬すべき相手が行動するときに使うべき尊敬語の例を示します。

 ・行く → 行かれる
 ・見る → 見られる

「お(ご)」+「様」などの接続語・接尾語をつける型

 尊敬すべき相手の家族や部下、考えなどに対する尊敬語の例を示します。

 ・考え → お考え
 ・子息 → ご子息様
 ・婦人 → ご婦人様
 ・客  → お客様
 ・連れ → お連れの方

「お(ご)」+動詞+「になる」「なさる」「くださる」型

 尊敬すべき相手の動作を表現する敬語として、このパターンの動詞も数多くあります。このパターンの尊敬語の例を示します。

 ・出かける → お出かけになる
 ・帰る   → お帰りになる
 ・持つ   → お持ちになる

 ・退席する → ご退席なさる
 ・発言する → ご発言なさる
 ・来店する → ご来店なさる
 ・検討する → ご検討くださる

別の言葉に置き換える型

 上記のようなパターンでは、尊敬の念を十分に表現しにくい場合などには、まったく別の言葉に置き換えて表現すると、より敬意を表した形となることがあります。このパターンの尊敬語の例を示します。

 ・言う → おっしゃる
 ・来る → お越しになる、お見えになる、いらっしゃる
 ・見る → ご覧になる


謙譲語

 謙譲語は、会話の相手を敬うために、自分自身や自分の近親者、同じ職場の仲間などをへりくだって表現する言葉です。自分の側を低く表現することで、相手を間接的に敬います。

謙譲語のパターン
「お(ご)」+動詞+「する」「いただく」型

 尊敬すべき相手の動作を表す動詞に、「お」や「ご」の接頭語を付けるとともに、動詞の後に「する」や「いただく」という語句をつけて敬意を表す。このパターンの謙譲語の例を示します。

 ・呼ぶ   → お呼びする
 ・送る   → お送りする
 ・協力する → ご協力いただく
 ・参照する → ご参照いただく

別の言葉に置き換える

 上記のようなパターンでは、尊敬の念を十分に表現しにくい場合などには、まったく別の言葉に置き換えてへりくだることで、より敬意を表した形となることがあります。このパターンの尊敬語の例を示します。

 ・言う → 申す
 ・行く → 伺う、参る


丁寧語

 相手への敬意を表する言葉として、特別に丁寧な言葉を用いることがあります。

丁寧語の使い方
「お」「ご」「御」などの接頭語を付ける型

 一般に「お」や「ご」「御」などの接頭語を付けると、丁寧な言葉となります。しかし、外来語にはこれらの接頭語をつけないことになっています。

 ・水 → お水
 ・飯 → ご飯

 しかし、外来語に丁寧語としての接頭語を付けると違和感があります。

 ・「おコーヒー」は間違いです。
 ・「おビール」は間違いです。

敬体(です、ます)を用いる型

 いわゆる「です・ます」調の表現です。

 ・食べる  → 食べます
 ・きれいだ → きれいです