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〔言葉遣い〕

敬語の使いかた
〔じ〕と〔ち〕の使い分け
〔ず〕と〔づ〕の使い分け
記号の意味

 

〔じ〕と〔ぢ〕の使い分け

 日本語の中で、発音が同じなのに使用する文字が異なりよく間違いやすい言葉があります。その典型的なのが、〔じ〕と〔ぢ〕の使い方や〔ず〕と〔づ〕の使い方です。

 話し言葉ではさして問題にはならないのですが、書き言葉で結構難しいものに、〔じ〕と〔ぢ〕の使い分けや、〔ず〕と〔づ〕の使い分けがあります。

 これらの言葉を完全に使い分けるのは、いくら考えても中々難しいです。

 〔じ〕と〔ぢ〕の使い方や、〔ず〕と〔づ〕の使い方などは、1986年に内閣告示によって発表された〔現代仮名遣い〕の中に示されているのですが、それでも使い方を理解するのはとても難しいです。



 〔じ〕や〔ぢ〕のつく大抵の語には、対応する漢字表現があるので、迷うときは漢字を濁点なしで読んでみて考えると〔じ〕と〔ぢ〕のどちらが正しいか見当がつくことがあります。

 しかし、それができない言葉や、例外的な言葉も多数あるので、結構面倒です。結局、できるだけ漢字を使って表示するのがポイントということかも知れません。

 このページでは、このような紛らわしい、あるいは間違いやすい言葉遣いのうち、〔じ〕と〔ぢ〕の使い方の例を示しています。



じとぢの使い分け

〔〔じ〕の付く言葉〕

 〔じ〕の付く言葉の例を示します。

 イチジク:無花果
 いちじるしい:著しい
 きじ:生地
 こうじ:小路
 こなみじん:粉微塵
 しおじ:潮路
 じしん:地震
 じめん:地面
 じゅう:中(例:一日中、世界中など)
 しんじゅう:心中
 じんち:陣地
 そじ:素地
 たいじ:退治
 たびじ:旅路
 とうじ:湯治
 とじる:閉じる
 にじる:躙る
 ぬのじ:布地
 ねじる:捻じる
 ねんじゅう:年中
 はじる:恥じる
 ふくじ:服地
 ふじ:藤
 まちじゅう:町中
 まんじゅう:饅頭
 むじ:無地
 もじる:捩る
 もみじ:紅葉
 よじる:攀じる
 れんじゅう:連中

〔〔ぢ〕の付く言葉〕

 〔ぢ〕の付く言葉の例を示します。

 あさぢえ:浅知恵
 いっぽんぢょうし:一本調子
 いれぢえ:入れ知恵
 うわぢょうし:上調子
 おだわらぢょうちん:小田原提灯
 こぢんまり:小ぢんまり
 さるぢえ:猿知恵
 しばいぢゃや:芝居茶屋
 そえぢ:添え乳
 そこぢから:底力
 ちかぢか:近近
 ちぢみ:縮み
 ちぢむ:縮む
 ちぢめる:縮める
 ちぢれる:縮れる
 ちりぢり:散り散り
 てぢか:手近
 はこぢょうちん:箱提灯
 はしぢか:端近
 はなぢ:鼻血
 ひぢりめん:緋縮緬
 ほんぢょうし:本調子
 まぢか:間近
 みぢか:身近
 もらいぢ:貰い乳
 ゆのみぢゃわん:湯呑み茶碗
 わるぢえ:悪知恵


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