革靴とはどんなもの
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革靴といっても、安物の合成皮革製のものから高級な天然皮革のものまでいろいろあります。ものは考えようなので、手ごろな値段の靴をろくに手入れもせず履き潰すか、少々高価でも愛着を持ちながら大事に履いて長期間使うか人それぞれです。
天然皮革の革靴といっても、種類はまちまちですが、今回は、ある程度は値のはる一般的な天然のスムースレザー製の革靴を想定して、その磨き方を考えて見ます。
高級な革靴であれば、基本的なデザインは長い期間に亘ってそれほど変化はしていませんし、これからもそう簡単には変わらない筈です。ですから、丁寧に磨いて使えば、数年から長ければ十年以上も履き続けることができます。といっても、靴底は消耗品なので交換や修理が必要ですが、上部については十分長持ちします。
靴磨きの基本は、2~3週間に一度くらいは靴磨きなどの手入れをすることです。それでは、革靴の磨き方やケアの仕方を伝授していきますので、革靴をピカピカに保つ方法をマスターしましょう。
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靴磨きの手順
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靴磨きは、女性のお化粧に似ているところがあります。女性がお化粧するときの様子を観察すれば、女性なら誰でも基本的に同じような形でお肌の手入れをしています。
美しい顔を作り出すには、化粧品を塗るだけではうまくいきません。大きな努力を伴うスキンケアやクレンジング、化粧落とし、洗顔などが重要です。また、イヤリングやヘアピースなどの道具も必要です。そして、爪を綺麗に見せるためのネイルケアや肌を美しく見せるタンニングなどもあります。これら全部を含めたものが女性のお化粧です。
簡単にいえば、先ずはクレンジングしてすっぴんの顔にして、ファンデーションでお化粧のための土台を作り上げます。この段階が結構大事なんだとか。そして、最後に上塗りをしたり、口紅やチークで仕上げるわけです。
靴磨きの場合も基本的には似ていて、次のようなステップで磨きあげます。
汚れ取り
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靴が汚れていては手入れはうまくいかないので、先ずは汚れを丁寧に落とします。
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濡れた靴を乾燥
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革靴はとかく湿っていることが多いので、手入れ前には十分に乾燥させておきます。
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傷の手入れ
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革靴に傷があると綺麗に磨きあがらないので傷を目立たなくする下処理を行います。
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磨き
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最後がいよいよ靴磨きです。当然のことながら、思う存分、ピカピカに仕上げます。
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汚れ取り
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靴磨きはもちろん靴を最終的にピカピカに磨き上げることですが、そのための第一歩は靴についた汚れをきれいに取り去ることです。
高級なスムースレザーの革靴といえども、美しいフロアーばかりでなく、場合によってはかなり汚いいろいろな場面に踏み込むので、汚れもつき、傷もつきます。靴の手入れの最初は、靴を傷めることなく、汚れを丁寧に取り去ることになります。
最初は、ハブラシや乾いた布を用いて、各部分ごとに付着したゴミや汚れをふき取ります。いわゆるあら拭きです。
続いて、メガネ磨きに使うきめ細かい布に、ごく少量の化粧用クレンジングクリームをつけて、靴の表面を傷つけぬよう丁寧にふき取ります。クレンジングクリームには雨天時の防水効果も期待できます。
最後に、乾いた布で擦って、汚れとりを終えます。
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濡れた靴の乾燥
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雨などで濡れた靴は、すぐに磨くと変に癖がついたり、変色してしまうことがあるので、先ずは乾燥します。
先ずは、目で見える水分を乾いた布やティッシュペーパーでふき取ります。
次に、乾いた新聞紙やティッシュペーパーを丸めて、靴の中に押し込んで暫く放置して水分を吸着させます。ちょっと時間がかかりますが、靴が半乾きになるまで2、3回繰り返します。
続いて、風通しのよい場所を選んで陰干しし、完全に乾くのをまちます。靴の中に除湿剤を入れたり、扇風機で風をあてれば時間の短縮ができます。
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傷の除去
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靴には細かい傷がついていることがあります。傷は除去することは難しいですが、目立たなくすることはできます。
十分に汚れを落とした後で、靴の色に近いクレヨンを使って、ごく少量塗りこみます。きれいに仕上げるためには、色合わせはとても大事です。
よく磨いた後で、仕上げ用のワックスを塗って磨けば、傷も目立たなくなります。
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磨き上げ
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革靴磨きの最後の仕上げには、いらなくなったストッキングを使います。
ストッキングの両端をしっかり掴んで靴をピカピカになるまで擦ります。焦らず丁寧に磨きあげましょう。
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