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なにぬねの
 
 

〔に〕で始まる諺

 〔に〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

 「逃がした魚は大きい」
 「逃げるが勝ち」
 「二足の草鞋を履く」
 「二度あることは三度ある」


〔珠玉のことわざ〕
逃がした魚は大きい
(にがしたさかなはおおきい)

 釣り落とした魚が実際より大きかったと感じるように、手に入れそこなったものは、悔しさも加わって実際より価値があるように思われるとのたとえ。

 一度手に入れかけて失ったものは、実際よりも大きく見えたり、素晴らしかったと思えるものだということ。

 『釣り落とした魚は大きい』とか『逃がした魚は大きい』なども同様な意味合いの諺である。



諺(ことわざ)
にえ 煮え湯を飲まされる
(にえゆをのまされる)



にお 匂い松茸味しめじ
(においまつたけあじしめじ)

 匂いがいいのは松茸、味がいいのはしめじということ。

にか 二階から目薬
(にかいからめぐすり)



逃がした魚は大きい
(にがしたさかなはおおきい)

 釣り落とした魚が実際より大きかったと感じるように、手に入れそこなったものは、悔しさも加わって実際より価値があるように思われるとのたとえ。

 一度手に入れかけて失ったものは、実際よりも大きく見えたり、素晴らしかったと思えるものだということ。

 『釣り落とした魚は大きい』とか『逃がした魚は大きい』なども同様な意味合いの諺である。

苦虫を噛み潰したようす
(にがむしをかみつぶしたよう)

 きわめて苦々しい顔つきの意味。

にく 憎まれっ子世に憚る
(にくまれっこよにはばかる)



にし 錦を着て夜行くが如し
(にしきをきてよるゆくがごとし)



にそ 二束三文
(にそくさんもん)

 非常に値段が安いことのたとえ。

にた 似た者夫婦
(にたものふうふ)



にと 二度あることは三度ある
(にどあることはさんどある)



二兎を追う者は一兎をも得ず
(にとをおうものはいっとをもえず)



にの 二の舞
(にのまい)

 他人の失敗と同じような失敗を犯すこと。

 「二の舞」は、蔵面をつけて行う雅楽の曲名の一つ。「安摩」の舞の次に演じられる舞で、咲面をつけた老爺と腫面をつけた老婆が、わざと失敗しながら安摩を演じる滑稽な舞のことに由来する。


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