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〔さ〕で始まる諺



 〔さ〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

 「歳月人を待たず」
 「先んずれば人を制す」
 「猿も木から落ちる」
 「三度目の正直」


あ行か行さ行た行な行
は行ま行や行ら行わ行
 
さしすせそ
 
〔珠玉のことわざ〕
塞翁が馬
(さいおうがうま)

 人生の吉凶とか禍福は、時々刻々に変転し、予測などできないものだというたとえ。

 今日、幸運だったと思ったことが明日の不幸につながることになったり、逆に今日の不幸が明日に大きな幸運のもとになったりするのだから、何かあっても、安易に喜んだり、悲しんだりしてはいけないということ。

 『人間万事 塞翁が馬』ともいう。

 

諺 〔諺〕とその内容。
さい 〔塞翁が馬〕
 (さいおうがうま)

 人生の吉凶とか禍福は、時々刻々に変転し、予測などできないものだというたとえ。

 今日、幸運だったと思ったことが明日の不幸につながることになったり、逆に今日の不幸が明日に大きな幸運のもとになったりするのだから、何かあっても、安易に喜んだり、悲しんだりしてはいけないということ。

 『人間万事 塞翁が馬』ともいう。

〔才子佳人〕
 (さいしかじん)

 才知のすぐれた男子と、美人の誉れ高い女子。理想的な男女のこと。

〔財少なければ悲しみすくなし〕
 (ざいすくなければかなしみすくなし)

 金持ちでなければ心配や悲しみは少なく、気楽なものであるということ。

さき 〔先んずれば人を制す〕
 (さきんずればひとをせいす)



さけ 〔酒は百薬の長〕
 (さけはひゃくやくのちょう)



さし 〔座して食らえば山も空し〕
 (ざしてくらえばやまもむなし)

 稼ぐことをせず、ぶらぶら遊んで募らしていれば、山のようにある財産もやがては使い果たしてしまうものだという意味。

さつ 〔五月の鯉の吹流し〕
 (さつきのこいのふきながし)



さる 〔去る者は日々に疎し〕
 (さるものはひびにうとし)



さわ 〔触らぬ神に祟りなし〕
 (さわらぬかみにたたりなし)



さん 〔三顧の礼〕
 (さんこのれい)



〔三十六計逃げるに如かず〕
 (さんじゅうろっけいにげるにしかず)



〔山椒は小粒でもぴりりと辛い〕
 (さんしょうはこつぶでもぴりりとからい)



〔三拝九拝〕
 (さんぱいきゅうはい)

 何度も頭を下げること。