〔ま〕で始まる諺

　〔ま〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

　「蒔かぬ種は生えぬ」
　「馬子にも衣裳」
　「真綿で首を締める」
　「枕を高くして眠る」

〔珠玉のことわざ〕

●馬子にも衣装
（まごにもいしょう）

　どんな人間でも身なりを整えれば立派に見えることのたとえ。

　馬子とは、昔の武家の家などで馬の世話などの下働きをする人のこと。このような下働きのような人間でも、それなりに衣装を着れば立派に見えるという意味。

　『馬子にも衣装髪形』とか『馬子にも衣裳』などとも表現する。

◆〔諺〕とその内容。

まか	〔蒔かぬ種は生えぬ〕（まかぬたねははえぬ）
まこ	〔馬子にも衣装〕（まごにもいしょう）	どんな人間でも身なりを整えれば立派に見えることのたとえ。　馬子とは、昔の武家の家などで馬の世話などの下働きをする人のこと。このような下働きのような人間でも、それなりに衣装を着れば立派に見えるという意味。　『馬子にも衣装髪形』とか『馬子にも衣裳』などとも表現する。
まゆ	〔眉に火が点く〕（まゆげにひがつく）
	〔眉毛を読まれる〕（まゆげをよまれる）
	〔眉に唾を塗る〕（まゆにつばをつける）
まわ	〔真綿で首を締める〕（まわたでくびをしめる）