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〔な〕で始まる諺



 〔な〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

 「泣き面に蜂」
 「なくて七癖」
 「情けは人の為ならず」
 「七転び八起き」


あ行か行さ行た行な行
は行ま行や行ら行わ行
 
なにぬねの
 
〔珠玉のことわざ〕
無い袖は振れない
(ないそではふれない)

 無い袖は振れないとは、実際に無いものはどうやろうと出しようがないのだから、どうすることも出来ない、持っていないものは出しようがないというたとえ。

 袖の無い着物では、どうしようにも袖は振れないことから、持ち合わせの無いものはどうにも出来ないことから生まれた言葉。

 『無い袖は振れぬ』や『無い袖は振られぬ』『有る袖は振れど無い袖は振れぬ』などとも言う。

 

諺 〔諺〕とその内容。
ない 〔無い袖は振れない〕
 (ないそではふれない)

 無い袖は振れないとは、実際に無いものはどうやろうと出しようがないのだから、どうすることも出来ない、持っていないものは出しようがないというたとえ。

 袖の無い着物では、どうしようにも袖は振れないことから、持ち合わせの無いものはどうにも出来ないことから生まれた言葉。

 『無い袖は振れぬ』や『無い袖は振られぬ』『有る袖は振れど無い袖は振れぬ』などとも言う。

〔泣いて馬謖を斬る〕
 (ないてばしょくをきる)



なか 〔長い物には巻かれろ〕
 (ながいものにはまかれろ)



なき 〔泣き面に蜂〕
 (なきっつらにはち)



なく 〔泣く子と地頭には勝てぬ〕
 (なくことじとうにはかてぬ)



なこ 〔仲人七嘘〕
 (なこうどななうそ)

 仲人の話にはうそが多いので気をつけるのがよいということ。

なさ 〔情けは人の為ならず〕
 (なさけはひとのためならず)



なな 〔七重の膝を八重に折る〕
 (ななえのひざをやえにおる)



なは 〔名は体を表わす〕
 (なはたいをあらわす)



なま 〔怠け者の節句働き〕
 (なまけもののせっくばたらき)



〔生兵法は大怪我のもと〕
 (なまびょうほうはおおけがのもと)

 身についていない知識や技術によって事を失敗するという意味。

なめ 〔蛞蝓に塩〕
 (なめくじにしお)



なを 〔名を取るより実を取れ〕
 (なをとるよりじつをとれ)



なん 〔南柯の夢〕
 (なんかのゆめ)