〔わ〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。 |
〔わ〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。 |
◆〔諺〕とその内容。 |
わか |
〔我が心石に匪ず転ずべからず〕 (わがこころいしにあらずてんずべからず) |
石の場合は転がして動かしたりすることができるが、自分の心は石ではないので転がすことはできないという意味で、確固とした信念を持ち、心が絶対不動であるということの意味。 |
〔若木に腰掛けな〕 (わかぎにこしかけな) |
若者は頼りにならないので当てにしないほうがよいというたとえ。また、将来性のある若者には無理をさせず、大切にしなさいという意味。 |
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〔我が身の事は人に問え〕 (わがみのことはひとにとえ) |
自分のことはわかりにくいから、人の意見を聞くのがよいということ。 |
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わき |
〔和気藹藹〕 (わきあいあい) |
楽しい気分に溢れ打ち解けて談笑しているさま。 |
わた |
〔渡りに船〕 (わたりにふね) |
何かしようとして、困っていたり、思案しているとき、ちょうど具合よく助けになる人や環境に恵まれること。 |
〔渡る世間に鬼はなし〕 (わたるせけんにおにはなし) |
世の中には鬼のような無慈悲で恐ろしい人ばかりではなく、親切な人もいるということ。 |
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わふ |
〔和風細雨〕 (わふうさいう) |
穏やかに吹く風と、静かにそぼ降る雨。人の過ちや欠点を改めるのに柔和な態度、方法でのぞむことのたとえ。 |
わら |
〔笑う門には福来たる〕 (わらうかどにはふくきたる) |
明朗で円満な家庭には自然と幸運が訪れるという意味。 |