〔ふ〕で始まる諺

　〔ふ〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

　「風前の灯火」
　「覆水盆に返らず」
　「袋の鼠」
　「踏んだり蹴ったり」

〔珠玉のことわざ〕

●覆水盆に反らず
（ふくすいぼんのいかえらず）

　一度別れてしまった夫婦の仲は元に戻ることはないとのたとえ。転じて、一度起きてしまい失ってしまったこと、失敗は取り返しがつかない、二度と元には戻らないというたとえ。

　『覆水収め難し』とか『覆水難収』『覆水不可収』などともいう。

　尚、ここでいう中国語の〔盆〕とは、いわゆる日本語でいう茶碗などを乗せる〔お盆〕の意味ではなく、鉢など液体を溜める容器のことである。

ふう	●風前の灯火（ふうぜんのともしび）
ふえ	●笛吹けども踊らず（ふえふけどもおどらず）
ふく	●覆水盆に反らず（ふくすいぼんにかえらず）　一度別れてしまった夫婦の仲は元に戻ることはないとのたとえ。転じて、一度起きてしまい失ってしまったこと、失敗は取り返しがつかない、二度と元には戻らないというたとえ。　『覆水収め難し』とか『覆水難収』『覆水不可収』などともいう。　尚、ここでいう中国語の〔盆〕とは、いわゆる日本語でいう茶碗などを乗せる〔お盆〕の意味ではなく、鉢など液体を溜める容器のことである。
ふけ	●不言実行（ふげんじっこう）　あれこれ言わず黙って実行すること。
ふし	●武士は食わねど高楊枝（ぶしはくわねどたかようじ）
ふた	●豚に真珠（ぶたにしんじゅ）
ふね	●舟に刻みて剣を求む（ふねにきざみてけんをもとむ）