〔け〕で始まる諺

　〔け〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

　「芸は身を助く」
　「怪我の功名」
　「下駄をあずける」
　「蛍雪の功」

〔珠玉のことわざ〕

●怪我の功名
（けがのこうみょう）

　間違ってやってしまったことや何気なくしたことから、意外によい結果が生まれることをいう。失敗してやったことが幸運にも好結果をもたらすことをいう。

◆〔諺〕とその内容。

けい	〔鶏群の一鶴〕（けいぐんのいっかく）
	〔鶏口となるも牛後となる勿れ〕（けいこうとなるもぎゅうごとなるなかれ）
	〔芸術は長く人生は短し〕（げいじゅつはながくじんせいはみじかし）
	〔兄たり難く弟たり難し〕（けいたりがたくていたりがたし）
けか	〔怪我の功名〕（けがのこうみょう）	間違ってやってしまったことや何気なくしたことから、意外によい結果が生まれることをいう。失敗してやったことが幸運にも好結果をもたらすことをいう。
けつ	〔月下氷人〕（げっかひょうじん）
けを	〔毛を吹いて傷を求める〕（けをふいてきずをもとむ）
けん	〔乾坤一擲〕（けんこんいってき）	運を天にまかせて、のるかそるかの大勝負をすること。