〔め〕で始まる諺

　〔め〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

　「目には目を歯には歯を」
　「目の上のたん瘤」
　「目は口程に物を言う」
　「目を皿のようにする」

〔珠玉のことわざ〕

●目は口ほどに物を言う
（めはくちほどにものをいう）

　たとえ、言葉に出さなくても、目の表情、目つきで、相手に気持ちが伝わるものだということ。

　喜怒哀楽の感情は目に顕著にあらわれることから、何もしゃべらなくても目つきから相手の感情がわかるもの。

　また，言葉でうまくごまかしても，目を見ればその真偽がわかるということ。

　『目も口ほどに物を言う』ともいう。

◆〔諺〕とその内容。

めい	〔明鏡も裏を照らさず〕（めいきょうもうらをてらさず）	一点の曇りもないよい鏡でも裏までは映し出さないということから、どんなに賢明な人でも注意が行き届かないところがあるというたとえ。
めか	〔目から鼻へ抜ける〕（めからはなへぬける）
めく	〔目屎鼻屎を笑う〕（めくそはなくそをわらう）
	〔盲蛇に怖じず〕（めくらへびにおじず）
めに	〔目には目歯には歯〕（めにはめをはにははを）
めの	〔目の上の瘤〕（めのうえのこぶ）
めは	〔目は口ほどに物を言う〕（めはくちほどにものをいう）	たとえ、言葉に出さなくても、目の表情、目つきで、相手に気持ちが伝わるものだということ。　喜怒哀楽の感情は目に顕著にあらわれることから、何もしゃべらなくても目つきから相手の感情がわかるもの。　また，言葉でうまくごまかしても，目を見ればその真偽がわかるということ。　『目も口ほどに物を言う』ともいう。