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〔え〕で始まる諺

　〔え〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

　「絵にかいた餅」
　「えびで鯛を釣る」
　「縁の下の力持ち」
　「縁は異なもの」

〔珠玉のことわざ〕

●海老で鯛を釣る
（えびでたいをつる）

　海老で鯛を釣るとは、小さな元手あるいは労力で大きな利益を得ることのたとえである。

　高級魚の鯛を、小海老を餌にして釣ることから、少額の元手で大きな収益や収穫を得ることをいう。

　しばしば略して、単に「海老で鯛」とか「えびたい」ということが多い。

◆〔諺〕とその内容。

えき	〔易簀〕（えきさく）	易簀とは、学徳の高い人や高貴な人が死ぬこと。また、一般に人が死ぬこと。死に際。
えて	〔得手に帆を揚げる〕（えてにほをあげる）
えと	〔江戸の仇を長崎で討つ〕（えどのかたきをながさきでうつ）
えひ	〔蝦で鯛を釣る〕（えびでたいをつる）	海老で鯛を釣るとは、小さな元手あるいは労力で大きな利益を得ることのたとえである。　高級魚の鯛を、小海老を餌にして釣ることから、少額の元手で大きな収益や収穫を得ることをいう。　しばしば略して、単に「海老で鯛」とか「えびたい」ということが多い。
えん	〔遠交近攻〕（えんこうきんこう）
	〔猿猴月を取る〕（えんこうつきをとる）
	〔燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや〕（えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや）
	〔偃鼠河に飲めども腹を満たすに過ぎず〕（えんそかわにのめどもはらをみたすにすぎず）
	〔縁の下の力持ち〕（えんのしたのちからもち）
	〔遠慮近憂〕（えんりょきんゆう）	これから先のことをしっかりと考えて行動しないと、突然切迫した心配事が起きるということ。