〔お〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。 |
〔お〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。 |
◆〔諺〕とその内容。 |
おい |
〔お医者様でも草津の湯でも〕 (おいしゃさまでもくさつのゆでも) |
恋わずらいは医者でも温泉でもどうにもならないこと。 |
おか |
〔傍目八目〕 (おかめはちもく) |
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おく |
〔奥歯に物が挟まる〕 (おくばにものがはさまる) |
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おこ |
〔驕る者久しからず〕 (おごるものひさしからず) |
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おた |
〔小田原評定〕 (おだわらひょうじょう) |
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おな |
〔同じ穴の狢〕 (おなじあなのむじな) |
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〔同じ釜の飯を食う〕 (おなじかまのめしをくう) |
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おに |
〔鬼が出るか蛇が出るか〕 (おにがでるかじゃがでるか) |
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〔鬼が笑う〕 (おにがわらう) |
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〔鬼に金棒〕 (おににかなぼう) |
鬼に金棒とは、ただでさえ強いものに、一層の強さが加わることのたとえ。 |
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〔鬼の居ぬ間の洗濯〕 (おにのいぬまにせんたく) |
こわい人やうるさい人がいない間に、くつろいで息抜きをすることのたとえ。 |
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〔鬼の首を取ったよう〕 (おにのくびをとったよう) |
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〔鬼の念仏〕 (おにのねんぶつ) |
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〔鬼の目にも涙〕 (おにのめにもなみだ) |
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〔鬼も十八番茶も出花〕 (おにもじゅうはちばんちゃもでばな) |
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おひ |
〔帯に短し襷に長し〕 (おびにみじかしたすきにながし) |
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おも |
〔思い内にあれば色外に現る〕 (おもいうちにあればいろそとにあらわる) |
心に思っていることがあれば、それは自然と表情や動作に現われること。 |
おほ |
〔溺れる者は藁をも掴む〕 (おぼれるものはわらをもつかむ) |
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おや |
〔親の心子知らず〕 (おやのこころこしらず) |
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〔親の光は七光り〕 (おやのひかりはななひかり) |
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おん |
〔女賢しうて牛売り損なう〕 (おんなさかしゅうしてうしうりそこなう) |
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〔女三人寄れば姦しい〕 (おんなさんにんよればかしましい) |
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