〔す〕で始まる諺

　〔す〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

　「好きこそものの上手なれ」
　「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
　「すずめの涙」
　「住めば都」

〔珠玉のことわざ〕

●好きこそ物の上手なれ
（すきこそもののじょうずなれ）

　どんなことでも、人は好きなことに対してたゆまず努力し、工夫もするので、上手になるものだということ。

　努力を続ければ、その道の達人にさえなれるものだということ。逆に言えば、嫌いだと思うことを嫌々やっても上達はしないということ。

　『好きこそ上手』とか『好きこそ物の上手』などともいう。

◆〔諺〕とその内容。

すい	〔粋は身を食う〕（すいがみをくう）
	〔水魚の交わり〕（すいぎょのまじわり）
	〔酸いも甘いも噛み分けた〕（すいもあまいもかみわける）
すえ	〔据膳食わぬは男の恥〕（すえぜんくわぬはおとこのはじ）
すき	〔好きこそ物の上手なれ〕（すきこそもののじょうずなれ）	どんなことでも、人は好きなことに対してたゆまず努力し、工夫もするので、上手になるものだということ。　努力を続ければ、その道の達人にさえなれるものだということ。逆に言えば、嫌いだと思うことを嫌々やっても上達はしないということ。　『好きこそ上手』とか『好きこそ物の上手』などともいう。
すす	〔雀の涙〕（すずめのなみだ）
	〔雀百まで踊り忘れず〕（すずめひゃくまでおどりわすれず）