〔そ〕で始まる諺

　〔そ〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

　「袖すり合うも他生の縁」
　「備えあれば患いなし」
　「算盤を弾く」
　「損して得取れ」

〔珠玉のことわざ〕

●俎上の魚
（そじょうのうお）

　相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。逃げ場がなく絶体絶命の状態にある者のたとえ。

　料理されるためにまないたに乗せられた魚の状態から、運命が相手の意のままにされてしまうということ。

　『まないたの鯉』などともいう。

◆〔諺〕とその内容。

そう	〔滄海の一粟〕（そうかいのいちぞく）
	〔喪家の狗〕（そうかのいぬ）
	〔宋襄の仁〕（そうじょうのじん）
	〔総領の甚六〕（そうりょうのじんろく）
そし	〔俎上の魚〕（そじょうのうお）	相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。逃げ場がなく絶体絶命の状態にある者のたとえ。　料理されるためにまないたに乗せられた魚の状態から、運命が相手の意のままにされてしまうということ。　『まないたの鯉（こい）』などともいう。
そて	〔袖振り合うも多生の縁〕（そでふりあうもたしょうのえん）