〔ね〕で始まる諺

　〔ね〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

　「猫に鰹節」
　「猫に小判」
　「猫の手も借りたい」
　「猫も杓子も」

〔珠玉のことわざ〕

●猫の手も借りたい
（ねこのてもかりたい）

　とても忙しいので、誰でもいいから手伝って欲しいという意味のことわざ。

　猫はネズミを捕るしか役にはたたないが、そんな者にまで助けを求めるほと多忙だという意味、誰でもいいから手伝いが欲しいことのたとえ。

◆〔諺〕とその内容。

ねこ	〔猫に小判〕（ねこにこばん）
	〔猫の手も借りたい〕（ねこのてもかりたい）	とても忙しいので、誰でもいいから手伝って欲しいという意味のことわざ。　猫はネズミを捕るしか役にはたたないが、そんな者にまで助けを求めるほと多忙だという意味、誰でもいいから手伝いが欲しいことのたとえ。
	〔猫を被る〕（ねこをかぶる）
ねみ	〔寝耳に水〕（ねみみにみず）	思いがけないことに驚くこと。
ねん	〔年頭月尾〕（ねんとうげっぴ）	一年月、一年中のたとえ。年のはじめ、月末。合わせて一年中の意。
	〔念力岩をも通す〕（ねんりきいわをもとおす）	思いを込めて行えば出来ないことはないというたとえ。