〔ぬ〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。 |
〔ぬ〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。 |
◆〔諺〕とその内容。 |
ぬか |
〔糠に釘〕 (ぬかにくぎ) |
精米したときに出てくる糠に釘を打ちこもうとしても、すぎに抜けてしまうし何の効き目も手ごたえもないことから、何をやろうとしてもさっぱり手ごたえがないことをいう。 |
ぬす |
〔盗人に追い銭〕 (ぬすびとにおいせん) |
盗人(ぬすびと)に物を盗まれた挙句に、さらに金銭をくれてやるとの意味から、損を重ねることのたとえ。「追い銭」とは、支払った上に、更に払ってしまう余分なお金の意味。 |
ぬれ |
〔濡れ手で粟〕 (ぬれてであわ) |
濡れた手で粟をつかむと、粟粒がいっぱいくっついて沢山つかむことができる。このように、何の苦労もしないで多くの利益を得ること、特別に骨も折らずにお金儲けたりすることのたとえ。 |