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〔の〕で始まる諺



 〔の〕で始まる〔諺〕には、多くのものがあります。これらの中で、次に示す諺などは真実を微妙に言い当てていて面白く、頻繁に耳にします。

 「能ある鷹は爪を隠す」
 「残り物には福がある」
 「乗り掛かった舟」
 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」


あ行か行さ行た行な行
は行ま行や行ら行わ行
 
なにぬねの
 
〔珠玉のことわざ〕
残り物には福がある
(のこりものにふくがある)

 人が取り残したものや、最後に残ったものの中には、思いがけず良いものが残っているとのたとえ。

 我先にと人を押しのけるよりも、遠慮深く人と争わないような人にこそ幸運があるものだということで、人と競って先を争うのを戒めるときに使う。

 また、順番が後になって悔しがる人を慰めるときに使われることも多い。

 『残り物に福がある』とか『残り物に福あり』ともいう。

 

諺 〔諺〕とその内容。
のう 〔嚢中の錐〕
 (のうちゅうのきり)



のこ 〔残り物には福がある〕
 (のこりものにはふくがある)

 人が取り残したものや、最後に残ったものの中には、思いがけず良いものが残っているとのたとえ。

 我先にと人を押しのけるよりも、遠慮深く人と争わないような人にこそ幸運があるものだということで、人と競って先を争うのを戒めるときに使う。

 また、順番が後になって悔しがる人を慰めるときに使われることも多い。

 『残り物に福がある』とか『残り物に福あり』ともいう。

のと 〔喉元過ぎれば熱さを忘れる〕
 (のどもとすぎればあつさをわすれる)



のれ 〔暖簾に腕押し〕
 (のれんにうでおし)